琵琶湖疏水は、明治時代に作られた琵琶湖から京都市までの水路で、飲料水・水力発電・物資運搬などに利用されてきた。
現在でも、京都市民の飲料水として、水力発電の用水ととして使用されている。また、平成30年を目標として、琵琶湖と京都を結ぶ水路として、観光遊覧船を運行する計画が進められている。
琵琶湖疏水は、明治18年(1885年)に着工し、僅か5年後の明治23年(1890年)に完成した。
完成直後には、水力発電で得られた電力で新しい工場が建設され、また、水道や市営電車も開業され、京都の活力となっていた。
○琵琶湖疏水(京都市上下水道局)
○琵琶湖疏水(京都観光Navi)
○琵琶湖疏水通船復活Webサイト
○琵琶湖疏水(wiki)
撮影日:平成29年07月26日
この噴水は琵琶湖疏水を利用し、水の高低差のみで動いており、電力などは使用していない。
琵琶湖との物資輸送で使われた船を運ぶインクライン。
幅の広い鉄路が、上り下りの複線になっている。
琵琶湖疏水は小舟を使った物資輸送にも使われたが、高低差が大きい場所は水路で航行出来ないため、台車に船を載せ、人力で鉄路上を移動させた。
琵琶湖疏水記念館。
ここの地下1階部分から、インクラインへ下りることが出来る。
また、インクラインの反対側には道路からの階段がある。
琵琶湖疏水合流地点とインクライン頂上部への道。
最初随分迷ってしまったが、神社の参道らしき道を進んで行く。
橋の右奥に琵琶湖疏水を通すトンネルが見える。
この先は、いくつかのトンネルを経て琵琶湖までつながっており、かつては船も行き来していた。
手前にあるポンプ場から、琵琶湖疏水を近くにある蹴上浄水場へ送っている。
ここから南禅寺船溜まりまですっと下りになる。
尚、写真のとおり雑草が生い茂っているので、夏場ここを歩くのはお勧めできない。
インクラインで使用された台車と船。
ここで、舟を台車に積み下ろしする。
※船と台車は復元された物。
ここまで来た疎水は、この水門を通り、関西電力蹴上発電所へ流れて行く。
関西電力蹴上発電所
営業開始:明治30年5月
発電能力:4500KW
形式:水路式
河川:淀川水系琵琶湖疏水
最寄り駅
京都市営地下鉄東西線、蹴上(けあげ)駅。
駅から徒歩5分~10分。
JR京都駅から
地下鉄烏丸線で烏丸御池駅乗換、東西線の市役所方面行で蹴上駅下車。
JR大阪駅から
新快速の京都方面行きで京都駅まで28分。
JR東京駅から
新幹線のぞみで京都駅まで2時間20分。
琵琶湖疏水、蹴上インクラインの地図、大きな地図はこちら
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