当面更新はブログ「旅づとは旅土産」をメインに行います。
コロナ禍が落ち着き、撮影旅行が安心して出来るようになれば、本サイトも更新を行います。

令和4年1月嘉日 旅づと

オーロラを見よう ドゥンドレット



2003年11月24日(月) くもり時々小雪

ヨックモック - イエリバーレ

13:07、少し遅れて発車。5~6人しか乗っていない。内最後までいたのは3人だけ。
明るい分多少怖さは無いが、やはりアイスバーンをかっ飛ばすのは怖いかも。

時より小さな街は有るが殆ど変化の無い道を1時間ちょっと走り、14:25定刻にイエリバーレ駅に到着。外はもう暗い。
ここからドゥンドレットのホテルまでは、ホテルのパック料金に入っている迎えの車を待つのみ。


サンタクロースと子供

イエリバーレ駅


本当は街中へ買い物に行くつもりで1時間ほど迎えの時間をずらしてあるのだが、寒いし、暗いし、面倒になったので隣にあるKioskで飲み物だけ買って終わりにする。
駅の外でタバコを吸っていたら、サンタクロースが10人ほど歩いてきた。
トナカイは何処?

14:40、3日前乗ってきた列車が到着。スキー客が沢山降りてくる。そしてサンタクロース達は列車に乗って何処かへ。
だから、トナカイは何処?

まだ時間が有るので駅の待合室で待つ事にする。暫くすると(若い美人の)母子連れか入ってきた。母親は公衆電話で何処かへ電話を掛けている。電話の言葉からロシア人のような感じ。多分働きに来ているのだろう。

子供(男の子)は暫く辺りを徘徊し、その後は大人しく椅子に座って待っている。時々こちらを見ている、とても可愛い。
カメラバッグに入れて有ったチョコビスケット2枚をその子にあげる。すぐに受け取ったがきょとんとしているので、手で食べろという風に合図すると食べ始めた。 母親は電話に夢中で気が付いていない。

そろそろ迎えが来る時間なので、その場を後にする。 外で一服していると迎えのタクシーが来た、女性ドライバー。


ドゥンドレッド ホテルと日本人のお兄さん

10分程山道を走りホテルに到着。ドライバーは中に入り日本人のお兄さんを連れて来た。
久しぶりにしゃべる日本語、このお兄さんは「Northern Express」の現地駐在員のNさん。

ホテル・コテージの説明を聞いた後、貰った地図を頼りに指定のコテージへ。Nさん、2分じゃ着かないよ!
暗いし迷うし大変、7~8分で到着。

コテージ群

コテージは64号、1棟が2軒に分かれている。建物は2階建で1階は2段ベッドが2つのベッドルーム、階段の途中にトイレとシャワー。 2階がリビングとキッチン、何と電子レンジも付いている。 2階は暑い位暖房が効いているのだが、ベッドルームがやけに寒い。ヒーターを触って見ると冷たい…
あちこち触って見るが一向に変化なし。仕方ないのでNさんへ電話を掛け状況説明。 暫くするとNさんが様子を見に来た。あちこち触って30分ぐらい様子を見てくれとの事。待つ事30分、変化なし。

今度はNさんから電話、ダメな事を伝えると部屋を代えてくれる事になった。暫くすると車でお迎え、今度は36号。
平屋だけどさっきより更に広い。4つのベッドは同じだけど、リビングには2つのソファーベッドがあり、どうも6人用らしい。そして乾燥機装備、でも電子レンジなし。ちょっと残念。
でもホテル棟の近くなので 何かと便利。 勿論暖房も問題なし。

コテージ36号

部屋はかなり広い

キッチン


夕食とWASABI
7時過ぎ夕食の為ホテル棟のレストランへ、殆ど人はいない。
お姉さんがメニューを渡してくれたのだが、暗くて字が小さいので良く見えない…
思わず懐中電灯を出そうかと思った。
このレストラン、老眼+乱視の人に優しくないぞ!

目を凝らして内容確認、飲み物はWASABI! 47SEK昨日は40SEK、観光地価格なのか?
但し、7SEK高い分、グラスに氷が入っていた…

WASABI

メニューはかなり高い料理から、「Pub Menu」と言う安い物まである。何となくハンバーガーを注文。物が来て驚いた、籠のような物に特大のバーガーに 昨日より更に大量のチップスが。さすがに全部は食べきれなかった。 でもWASABIは美味い、すっかりハマッテいる。

満腹で氷をかじっている時にお姉さんが「コーヒーはどうか」と言って来たが、さすがに もう何も入らない。Fullと言ってお断り。


日本人の団体とマナー
辺りを見渡すと日本人の団体がいる。どう見ても観光客ではなさそうなのでスキーの合宿なのだろう。でも若そう、大学生? それともスキークラブ?
後で聞いた話だが11月の初めから来ているとの事。でも、バスタオルで頭を拭きながらレストランへ入って来るのはどうかと思う。そして、いくら客が少ないとは言え、大声を出して話をするのは頂けない。年配の責任者らしい人もいるのだが、何とも情けない

大事な事忘れていない?
夕食後コテージに戻り休憩。
今日1日特に何もしていないのだが、何だか疲れてぐったり。
何度か外へは出て見たがオーロラは見えない。 そうこうしている内に眠くなり、22時には寝てしまった。
でも何しにここへ来たの? オーロラを見に来たのではないの?
今日早く寝てしまった事は、後日後悔する事になるとは露も知らずに。


2003年11月25日(火) 晴れ

6:30起床、先ずは外で一服。 それ程寒くはない、
昨日服のまま寝てしまったので朝からシャワー。 こう言う時コテージだと周りを気にする必要が無いので何かと便利。 シャキッとした所で朝食へ。

昨日朝食券を渡されていたのだが使う所がない。 品数は今までの最低、パンも美味しくない。ただ何故か「ごはん」があった。でもおかずは? 温か物も無し。
このホテル、値段は今まで泊まった中で一番高いのだが…
ジュースのお代わりと、コーヒーでお腹はガボガボ。 一旦部屋に戻り一眠り。

スキー場にも雪が少ない

氷結する湖だろうか


本日の撮影
一眠りした後近所の撮影、やはり明るいので昨夜ほどの不気味さはない。
オーロラ撮影ポイントも調査、ホテルの売店の奥に開けた所が有った。足跡も沢山付いているので、多分ここが観察ポイントなのだろう。
今日は夜まで特に予定は無いので休養日とする事にした。
ここで風邪も治してしまおう!!

オーロラ撮影場所の下調べ、結局ここでずっと撮影した


ラーメン登場
部屋に戻り昨夜出来なかった洗濯する。
乾燥機が有るので使って見るが1時間しても殆ど乾かない。仕方ないので例の如くヒーターに掛けておく。
この乾燥機、本来はスキー用で、確かに靴は30分ほどで程よく乾いてしまう。

インスタントラーメン

ホテルにある売店へ行ってみる。ここはスキーのレンタルの他、スキー用品の販売、飲み物、お菓子類、パン(冷凍)、石鹸類等を売っている。

棚にラーメン発見、何と5SEK安い。下にあったソーセージの缶詰も一緒に購入。部屋に戻り早速昼食を作る。「特性ラーメン、ドゥンドレット風ソーセージ添え」、どんぶりは無いので、コーヒーカップに少しずつ入れながら食す。 かなり貧乏くさいけど味はまあまあ。
但しソーセージはメチャクチャまずい! でも体は温まる、それだけが取柄かも。

14:00、辺りは暗くなり始めている。スキー場には照明が点いているので見た目は キレイ。でもオーロラの邪魔かも。

近所のコテージ


ドゥンドレットのオーロラ、その1
16時半過ぎ、夜景でも写そうと思い外へ出てみると空に何やら白い物が。
出たー!
急いで今朝調べておいた撮影ポイントへ。 夜景のつもりだったので外部バッテリーも持っていないし装備も軽装。でもそのまま撮影する事に決定。
幸い今はそれ程寒くは感じない。

16:45-17:30まで撮影に励む、結構良く撮れる。夜景に浮かぶオーロラも中々良い物だと思う。撮っている内にただオーロラを撮るのではなく、何かと一緒に、例えば木、建物、背景の山等と撮ればよりカッコ良く撮れる事が分かって来た。
17:30には殆ど消えてしまい、ぼんやり光っている程度になってしまった。 カメラで撮るとそこだけ黄色っぽくなって、オーロラでで分かる。


ドゥンドレットのオーロラ、その2
20時頃、「出ているかなー」と思いながらチェックの為外へ。
出ているー!
慌ててカメラを持って定位置へ行き撮影開始。 暫くすると来客一名、でも暗くてよく分からない。少し後もう一人来る、会話から日本人と分かる。

暫くしてから声を掛けて見る、天体撮影が趣味とか。使っているカメラはEOSD10。
光学ファインダーが羨ましい。自分の「DiMARGE A1」はEVFの為、暗いオーロラはファインダーで捕らえられない。感と撮った後、それを見ながら位置修正をしている。
従って動きの早いオーロラは上手くアングル出来ない。意外な所に盲点があった。

30分ほど撮影していたのだがオーロラが薄くなってきた事と、軽装備の為寒くて 仕方が無いので一旦戻る事にする。 フル装備で出直したが、オーロラは既に消えていた


ドゥンドレットのオーロラ、その3
さっきの人に「昨夜は1時頃オーロラが出ていた」と言う話を聞いていたので、その後も オーロラを待っていたが何時の間にか寝てしまった。
気が付くと0:30、慌てて外に出てみると出ているー!
 今度は重装備(タイツx2、オーバーパンツ、靴用ホカロン)で撮影現場へ急行。 暫くすると先ほどの人も来た。どうも家族連れで来ているようだ。
40分間程撮影、今度のオーロラは渦を巻いているような感じでとても面白い。
1時過ぎには雲が広がり、雲かオーロラか分からなくなってしまったので撮影はこれで終了。
一晩で3回、さすがにドゥンドレット! 大満足!
それにしても初日の晩怠けていた自分が情けない…

段々ぼやけてきた


2003年11月26日(水) くもり時々小雪

朝5時、胃が痛くて目が覚める。メチャクチャ痛い。 持っている薬を色々試したが全く効果なし。転げ回る程とは言わないが、じっとしていなれない程痛い。
2~3時間耐えていると少しマシになって来たので少し眠る。 痛みでまた目が覚める。

Help me!
また薬を飲み、ホカロンで集中的に暖める。その為か多少痛みが引き、再び眠る。
15時頃間が覚める、痛みは何とか治まって来ている。助かったー! とりあえず暖めながら部屋で大人しくする。外は曇りでオーロラ観測も無理そうなので丁度良かった。
お腹は空いていないが胃に何か入れた方が良いので、買い置きのパン2個とチョコ ビスケットを2枚食べる。

どうなったのだろう
胃の痛みは徐々に治まって来たのだが何故かトイレ(小)が近い。
行っても行ってもまた行きたくなる。子供の頃の記憶が蘇る。 膀胱炎とか言っていた気がする。 最低
当時白金カイロで温めた事を思い出し、ホカロンで下腹部を集中的に暖める。 効果なし、一晩中トイレへ行ったり来たり。 一体どうなってしまったのだろうか?

昼間は放送していないTV


2003年11月27日(木) くもり時々小雪

胃の痛みは大丈夫だが…
6時起床、と言っても余り寝ていないのだが。 トイレの方は近いまま、でも多少は良くなって来ている。 とりあえず朝食へ、相変わらず大した物はない。
一昨日は気が付かなかったのだが 「キャビア」と書いてるペースト状の物が有った。「キャビア」は、卵状のものと思っていたのだが?
一応食べて見るが良く分からん、本当にあのキャビアなのだろうか?

今日は出かけよう
部屋に戻りシャワー・洗濯。 ここに来て夜シャワーを浴びていない。
オーロラ観測が有るので風邪を引かないようにする為と、コテージなので朝早くからごそごそ出来るので。
9時過ぎフロントへ、Nさんにタクシーの手配を依頼する。Nさん曰く、「2日間ほど見なかったので、どうしているのか心配していました」との事。 確かに初日に会って以来、一度も顔を合わせていない。 昨日の事を話すと「言ってくれれば良かったのに」との事、心強い
昨日、Nさんの事を考えない訳ではなかったのだが。 とりあえず今日は下の街(イエリバーレ)へ行く事にした。 トイレが近い問題は有るのだが、気分転換も必要と思い行く事にした。

イエリバーレの街
呼んでもらったタクシーで市内へ。料金は固定料金なので、駅ではなく中心部のスーパーの近くまで行って貰う、110SEK。
街と言っても小さい所、地図を見ながら教会2ヶ所を撮影、後は街中をプラプラ。 お土産屋を2軒回る、2軒目で小物を2ヶ購入。

後はする事もないし、体調の事も有るので12:30にはタクシーで戻る。 結局2時間ほどいただけ。戻るとNさんに「早かったですね」と言われたが、実際食事でもしなければこんなものでしょう?

部屋に戻るのも何なので、レストランへ行きWASABIを注文。 昼間からアルコールを飲んでいるのは自分だけ? やはりWASABIは美味い。
ちなみに正式にはWASABI/Lemon。 13時には部屋に戻る、昨日の今日なので無理は出来ない。

教会

線路

氷結する川

教会

教会の説明板、読めません・・・

Nさんとのお話し
14:15、明日の事と情報を仕入れにNさんの所へ、いない。 何処へ行ったのだろう?
15時過ぎもう一度Nさんのいるカンウンターヘ、いた。 明日のキルーナ空港への移動(これもホテルパックに含まれる)の確認とオーロラの写真を見せに、そして行こうとしているゴットランド諸島の情報収集。

Nさん曰く、「ゴットランドは夏じゃないとねー」との事。その事は知っていたが「やっぱり」と 言った所。後は雑談を延々…

途中、今日到着した女性2人連れがアクティビティーの相談に。勿論本命はオーロラ観測。持っていたカメラで、オーロラの写真を見せる。
今日は朝からくもりで無理そうだし、明日も天気予報ではダメっぽい。いくら巡り合わせとは言えちょっと可哀相、天気が回復すると良いですね。
私信>オーロラ見られましたか? 見えたかどうかメール頂けると嬉しいです。

Nさんとの長話を終わり外へ出ると例の2人連れにまた会ったので、観測ポイントを 教えてあげる。幸運を!


再びWASABI
18時過ぎ、まだお腹は空いていないのでレストランでWASABIを飲みながら天候調査。 レストランの窓からはイエリバーレの街が見える筈なのだが、今日は完全に雲?の中。

自分としてもオーロラ観測最後の日なので、是非とももう一度見てみたい。
18:30一旦部屋に戻り、シャワー・洗濯。ここに来て始めて夜のうちにシャワーを浴びた。
多分、今夜はダメと言う気持ちがあるのだろう

夕食とホームページ(ここ)の宣伝
19:30夕食を食べにレストランへ、相変わらず空いている。先のの2人連れも丁度食事中。 軽く挨拶をして、再び目を凝らしてメニューを見る。
今日は「Bookmaker toste」、お姉さんに「量が少ないかなぁ」と聞くと、「自分は見た事 無いけど>ヲイ、Pub Menuはそれなりに量はあると思うよ」との事。
ここで笑い話し、コーヒーはどうすると言うので、同時にと言うつもりで 「same time」と言ったのだが、お姉さんが怪訝な顔をしている、ん?。
お姉さんには「sometime」と聞こえたらしい。2人で大笑い…
確かにコーヒーをsometime持って来いと言われたら、普通は驚くと思う。

待っている途中に丁度Nさんが通りかかったので、自分のホームページを宣伝。
さっきの話の中で「冬のゴットランド諸島へ行ったらその事をホームページに書いておく」、と言う話しをしたので、ここのURLを伝えた。
近くにいた2人連れの人にも、「もしオーロラが見られなかったら、写真を載せておくので見て下さい」とさりげなく(何処がさりげなくだ!)ここの宣伝をしておいた…
何せ、お客が殆ど来ないホームページなので…


二杯目は無料
2人連れの人の帰り際少し話をし、今朝4時にウィーンから来た事と、この後ストックホルムへ行く事などを聞いた。
とにかく、ここでオーロラが見られることをお祈りします。

食後コーヒーをもう一杯貰い、喫煙コーナへ移動。相変わらず市街地の明かりも見えない。自分としてもとても残念。 ちなみに二杯目のコーヒーは無料、same timeで混乱させたのでお釣りの5クローネはお姉さんへのチップ。

この時お姉さんと少し話をする。上手く通じたかは分からないが、お姉さんも「オーロラは とてもキレイで、自分も好きだ」と言っていた。
21:15部屋へ戻る、今夜はやはり無理だろう。

天気は良くない、この後は吹雪になった

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