北海道の湯治宿に泊まってきました
  2008/03/03 新規作成 その1 2008年02月17日-21日
その2 2008年02月22日-26日

サンプルを兼ね、Flashを使ったスライドショーと動画編を作成しました。
【スライドショー編】   【動画編】  もあります。

旅の計画
 北海道も随分久しぶりになる。10数年前には良く北海道旅行をしていたが最近はご無沙汰だった。
今回は旅行というより、北海道の有名な湯治宿に連泊し、その様子を見てみることにした。
近頃は航空券も安くなり、札幌(新千歳空港)往復で24000円と、東北へ行くのと余り変わりが無い。ただし、北海道は広いので、札幌からの距離によっては交通費もかさんでしまうのだが。


1日目 02/17(日) 東京-札幌-二股らじうむ温泉
 羽田発7:40の便で新千歳に向かう。途中、田沢湖・十和田湖がきれいに見える。北海道に近づくと天気が悪くなり、新千歳では少し吹雪いていた。
 定刻に新千歳到着、この空港、新しくなって始めて来た。ターミナルビルの地下にJRの駅があり、札幌・小樽、札幌・旭川へ直通列車が出ている。また、苫小牧・函館、帯広・釧路方面へは1駅先の南千歳で連絡している。

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
 札幌には何回か来た事があるのだが、旧庁舎を見るのは初めて。自由に見学でき、中は資料館になっている。


赤れんが庁舎

庁舎内部の展示

二股らじうむ温泉
 12:22札幌発の「スパー北斗12号」で長万部に向かう。ほぼ満席の混み具合。14:23定刻に長万部着。駅からは宿の送迎を利用する。
乗車したのは3名で、1人は常連で森町から、もう一人は札幌から。途中コンビニに寄ってもらい、飲み物・お菓子・みかんを購入。
 30分ほどで、宿に到着。途中国道から別れ山道に入るのだが、道路の雪が多くなり、雪もかなり降ってきた。


宿の正面

泊まった部屋

温泉
 二股らじうむ温泉には、大きく分けて3つの浴室がある。すべての浴室は1箇所にまとまっており、女性用脱衣所からは、すべての浴室に移動することが出来る。
1.混浴大浴場、浴槽4、温泉プール、露天風呂。
2.男性用浴室、浴槽2、(女性用浴室から進入可能、実質混浴?)。
3.女性用浴室、浴槽2、露天風呂。脱衣所は男性用とつながっている。


各脱衣所への通路

男性脱衣所からは進入禁止!


男性用脱衣所
正面が浴室、右手が女性脱衣所


男性用浴室内にある扉
女性用浴室とつながっている

大浴場
 大浴場には4つの浴槽があり、手前側が深い浴槽、奥側が浅い浴槽になっている。また、各浴槽の温度は異なっており、全体的には温めになっている。
 大浴場には、隣接して温泉プール、露天風呂があり、それぞれドアでつながっている。
温泉プールはかなり温めだが、比較的良く利用されている。露天風呂からは名物の石灰華が良く見える。


露天風呂

石灰華

【この温泉の特徴】
 この温泉は、湯治目的の人が多く、平均年齢もかなり高め。温泉もかなり温めなので文字通り1日中温泉に浸かっている人も多い。観光目的で来ると、少し場違いな感じもする。また、食事も同様に湯治食で、豪華な内容を期待するのは間違い。

【大浴場を利用する女性へのアドバイス】
 女性用脱衣所と男性用脱衣所はつながっているので、女性用脱衣所で着替えを行い、バスタオル巻きで男性用脱衣所経由で大浴場へ入る。お湯はかなり濁っているので、入ってしまえば殆ど見えない。
ただしこの温泉、長時間浸かる人が多いので、中々出る人がおらず、入り難いのは事実。
 女性専用の浴室・露天風呂もあるので無理に大浴場に入る必要は無いが、大浴場にはプール風呂、大きい4つの浴槽もあ。
 尚、ここはあくまで湯治宿・温泉です

JR札幌駅


札幌時計台


JR北海道の振り子列車


宿の玄関


部屋からの景色


宿の案内図


深い浴槽


浅い浴槽


中央のかけ湯


男性用浴室


大浴場入り口(浴室側)


露天風呂


露天風呂(別角度)
【二股らぢうむ温泉の予約】
 


2~3日目 02/18(月)~19(火) 二股らじうむ温泉
 交通手段もなく、他にすることもなし。1日中お湯に浸かってすごす。
文字通り湯治をするべし!
どうしてもと言う方は、宿の人にお願いし、送迎に便乗し長万部に行くことは可能。だが、買い物以外特にすることは無いと思う...

温泉プール


4日目 02/20(水) 二股らじうむ温泉-かんの温泉
 9時過ぎ、宿の送迎で長万部駅に向かう。途中、最寄の二股駅で1名下車。今日は小樽に行くとの事。距離的にはニセコ経由の方が近いが、所要時間は苫小牧・札幌経由とたいして変わらない。

南千歳駅
 9:43発のスーパー北斗3号で南千歳駅へ向かう。来たときよりは多少すいている。11:18南千歳着。南千歳駅は乗り換えのための下車。この駅、2Fに大きな待合所がある。
 12:17のスーパーおおぞら5号で帯広へ向かう。車内は北斗より多少豪華。石勝線経由でトマム・新得を経由し14:10帯広着。途中のトマム、スキーリゾートで有名だが、下車する人も殆どおらず、見えている範囲のゲレンデにも人影がない、大丈夫か?

かんの温泉
かんの温泉は、2011年1月、閉鎖したようです。2011.4.10追加
かんの温泉は、2014年夏、再建準備に入ったそうです。2015.1.9追加
 帯広からは宿の送迎を利用。14:30発の予定だが、釧路方面からのお客がいるとの事で15:00出発。16時過ぎ宿に到着。


かんの温泉 全景

新館入口から


泊まった部屋(旧館)

冷蔵庫付き

 今回は、ミニ湯治コースで予約しているので、3食付で部屋は旧館になる。ただし、チェックインの際、新館でもOKという事が分かったので、明日以降は検討することにした。ちなみに差額は部屋により違うが1000円~2000円との事。

岩風呂(寿老の湯)

フロント近くの入口

脱衣所入口


脱衣所(男女共通)

浴槽

露天風呂(福禄の湯)

入口

脱衣所(男女共通)


かなり熱い

温めで丁度良い温度

大浴場(恵比寿の湯・毘沙門の湯・布袋の湯)

中浴場・大浴場入口

大浴場への階段


脱衣所(男女別)

大浴場

中浴場(不動の湯・大黒の湯)

脱衣所(男女共通)

右側が温い

小浴場(弁天の湯)

小浴場(貸切)入口

浴槽

【混浴を利用する女性へのアドバイス】
 ハッキリ言って、この温泉は女性への配慮は殆ど無いので、女性タイムを利用するか、配慮がない事を前提に入浴する事になります。それが嫌な方には、お勧め出来ません。

【女性タイム】
岩風呂(6:00-14:30)
中浴場(14:30-23:00)
大浴場(13:00-15:00 奇数日)
露天風呂(13:00-15:00 偶数日))

最寄のJR二股駅


JR長万部駅


JR南千歳駅


JR帯広駅


フロント前


旧館入口


旧館廊下


湯小屋通路


階段の飾り


温泉の効能


自炊用流し


旧館入口(未使用)


大浴場外観


エゾシカ


自家発電装置


館内案内図


薪ストーブ


5日目 02/21(木) かんの温泉
 今日は晴天、地元の人の話では、十勝地方は北海道の中でも天候に恵まれている場所らしい。

鹿見の湯
 かんの温泉周辺には、国設のキャンプ場があり、また、川沿いに野湯がいくつもある。今日は散歩がてら野湯の一つである「鹿見の湯」へ行って来た。湯船の周辺は雪も無く、また、近くの川の中からも温泉が湧いている


鹿見の湯

鹿見の湯 湯船  動画


源泉洞 動画

鹿見の湯 奥側から 動画

 湯船にはコケのような物が生えており、湯温は温く何とか入れるぐらい。隣にある源泉洞は十分入れる温度。ただ、見てのとおり、周囲には何もないので、それなりの覚悟でお入り下さい。
この鹿見の湯、宿から15分~20分程度で行ける。ただし、雪の具合でかなり歩きづらいこともあるので、十分に注意して下さい。

今日から新館
 旧館の部屋がダメと言う訳では無いのだが、+1000円で新館へ移動する事にした。空いていることもあり、普通より良い部屋にしてもらえた。


新館の部屋

旧館とは随分違う

宿近くの分岐(右へ行く) 


キャンプ場看板


キャンプ場入口(冬は閉鎖)


橋を渡る


露天風呂の看板


川へ降りる道

その2へ