観光シーズンにはまだ早い東北へ、秘湯めぐりの旅へ出かけました
  2007/04/15 新規作成 動画バージョンの旅日記は

旅の計画
 実に十数年ぶりの温泉旅行だ。ここしばらくは忙しさと海外に目が向いていた。
今回の計画は、「こまちで」秋田まで行き、五能線沿線にある黄金崎で夕日と露天温泉、そして、有名になり過ぎているが、未だ秘湯と呼ばれている「乳頭温泉郷」に泊まることだ。
黄金崎は天気次第だが、雨さえ降らなければ十二湖へも行って見るつもりだ。「乳頭温泉郷」では、温泉めぐりを考えているが、これも天気と残雪の状況次第でどうなるかは分からない。春の角館も捨てがたい。 

1日目 4/9 不老不死温泉
 東京発6:51こまち1号で秋田まで、乗り換えてリゾートしらかみ3号で五能線、深浦下車。深浦の街をさっと一回り、ローカル列車で艫作(へなし)下車。
駅前より宿に連絡し出迎えを依頼する。予想はしていたが、駅前は見事に何もない。
かろうじて携帯がつながったが、アンテナ1本。もし、ここでつながらなかったらどうすれば?

 電話して数分で送迎車が到着、5分かからず宿へ。「今日は人が少ないので」、と言いながら、予約していた部屋より良い部屋を準備してくれた。窓からは海、露天風呂が正面に見える。
早速、波打ち際の露天風呂を堪能、残念ながら曇りで夕日は見えず。 

 夕食は海の幸が呆れるぐらい沢山出てきた。料理が安い方の宿泊プランだったが、十分すぎると思う。
夕食後も当然温泉なのだが、暗くなると露天風呂は使用できないため、内湯の温泉と一緒にある展望露天風呂に入る。先客が1人いたが、すぐに貸し切り状態になる。
波の音を聞きながら、22時には消灯。


波打ち際の露天風呂

少し角度を変えて

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不老不死温泉

ウェスパ椿山

トヨの水
深浦、トヨの水


泊まった宿


部屋の窓から


露天風呂(動画)

2日目 4/10 不老不死温泉 (十二湖)
 朝一番で露天風呂と思ったが、寒いので内風呂+展望露天風呂で済ます。
8:50のバスで十二湖へ向かう、バスは貸し切り状態。

 十二湖も殆ど貸し切りに近い、たまに車が通ったり人の声がする程度。
2時間ほどのハイキング、途中あられが降るがすぐ止む。キャニオン入り口より展望台までの道、日頃の運動不足のツケか20分ほどだったが足が...
帰りは10分ほど、でも途中から再びあられ+雨。今度は止みそうもない。
バス停前のトイレで雨宿りしながら少し待つ。バスに10分ほど乗り十二湖駅、ローカル列車でウェスパ椿山駅下車、外は土砂降り状態。

 物産館(かなり大きい土産物屋)で、200円のコーヒーを飲みながら、「白神の自然」のビデオをみる。
1時間ほどで雨が止み周囲を撮影。13:21のリゾートしらかみ3号の到着に合わせて来ていた宿の送迎バスで戻る。天気がどんどん良くなっている。

 宿に戻りまずは露天風呂、日差しが暖かい。先客1名、何でも秋田のどこかで駅長をしているとか。そうは見えなかったが(失礼!)。
18時前、夕日の写真を撮りに近くにある見晴らしの良い場所へ移動。
日没直前、雲に覆われてしまったが、夕日モドキは撮影できた。



鶏頭場の池

中の池、たぶん...

青池


ブナ林


日本キャニオン


ウェスパ椿山


日本海に沈む夕日

3日目 4/11 乳頭温泉郷 鶴の湯
 朝はゆっくり、寝起きの露天風呂は最高。
送迎バスでウェスパ椿山へ、完全な晴天、雲一つない、無性に悔しい。
右の写真を見てのとおり。

 11:09のリゾートしらかみ2号で秋田へ。こまちに乗り換え田沢湖まで移動。
駅前より宿へ乗るバスを連絡する。乳頭温泉の少し前にある「アルパこまくさ」で下車、宿の送迎バスが来ている。
15分ほどで到着、ここが噂の鶴の湯。確かに凄いところだ。しかし、五能線の人の少なさから見ると都会並(大げさな!!)。まあ、感じとして人が多いと思ったが、実際にはそうでもないようだ。
早速、露天風呂に入る。2~3人先客がいる程度。天気が良いので気持ちが良い。
暗くなってから、4つある湯船を巡る(露天を入れると5つ)。
9時過ぎにもう一度露天風呂に入る。若いカップルが2組、何となく入りづらい。
10時消灯、なんと健康的な生活だろうか!


鶴の湯入り口

温泉棟入り口


白湯・黒湯の温泉棟

混浴露天風呂


白湯・黒湯の脱衣所

白湯

晴天の露天風呂


晴天のウェスパ椿山


宿の送迎バス


田沢湖駅


泊まった部屋

4日目 4/12 乳頭温泉郷 鶴の湯
 朝5時起床。回りの人もごそごそと起き出している。
顔を洗う前に露天風呂へ、貸し切り状態で30分ほどつかる。

朝食後、送迎バスで「アルパこまくさ」へ、路線バスに乗り換え田沢湖駅まで。こまちに乗り15分で角館着。今回利用した「秋田・大館フリー切符」は、フリー区間内では、こまちにも乗車できる。但し、立ち席特急券扱いで、「空いている席があれば座っても良いですよ」と言った感じです。

 角館到着後、駅前にある観光案内所で、マップを貰い大体のコースも教えてもらう。
20分ほど歩き武家屋敷が並ぶ地域へ。まだ、開いていない所もある、1~2週間後の桜の開花に合わせるのだろう。通年で公開している「青柳家」に入る。内部は博物館のようになっている。
とりあえず武家屋敷の地域を一周し、(花のない)桜並木を見ながら駅まで戻る。
かかった時間は1時間半程度。帰りのこまちまで時間があるので、駅のベンチでのんびり。ちなみに、この時間帯、こまち以外の列車は走っていない。

12:49のこまちで、田沢湖に戻る。昨日と同じパターンで、14時過ぎ宿に戻る。
まだ、日帰り入浴可能な時間帯だが、露天風呂はたいして混んでいない。日光を浴びながらの風呂は最高。
15時、頭が痒いので(この温泉には、シャワーがほとんどない)、1号館にある内湯へ行く。小さめの湯船とシャワーが2つある。少し熱め、体にしみる...
夕食前、もう一度露天風呂に入る。
20時過ぎ露天風呂へ、貸し切り状態。ゆっくりと入り、いい加減上がろうとしたとき、2人連れの年配のお姉さんが入ってきた。このお姉さん方、男湯の脱衣所を使い入ってきた。すぐその後、女性専用の露天風呂経由でもう一人お姉さんが入ってきた(これが正解)。別に混浴だから良いのだが、男性用脱所の出口近くにいるので、出にくい状態になっている。お姉さん方、「女湯はぬるい」と言う会話をしていたので、「露天風呂の奥が熱い」事を話し、それとなく誘導し無事露天風呂より上がる。
21:30消灯...


青柳家 由来

青柳家 中庭


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乳頭温泉郷 孫六温泉

乳頭温泉郷 大釜温泉

角館駅


観光案内所


武家屋敷


青柳家 内部


武家屋敷


桜のトンネル

5日目 4/13
5時起床
5:45露天風呂へ、先客3名。
しばらくして入って来たおじさんと話をする。その後、奥さんも入ってきたが、すぐに出て行った。
そのおじさんの話では、湯治棟(2号館、3号館)は、3連泊以上すると湯治料金(3食付き6千円台)で泊まれるとの事。夫婦揃って2週間の予定で、旅行しているらしい。
9:30送迎バス、路線バスで田沢湖駅へ。取ってある切符より早いこまちに変更し、真っ直ぐに帰ることにした。
平日の旅行は比較的空いていて良いのだが、帰る時間を調整しないと帰宅ラッシュになってしまい、大荷物を持って電車に乗るハメになる。

早朝の露天風呂