梅雨の晴れ間、山形・宮城の温泉巡りをしました(その1)
  2007/06/24 新規作成 その1 2007年6月12日-16日
その2 2007年6月17日-22日

旅の計画
 4月の青森・秋田に続き、山形・宮城の温泉巡りに出かける事にした。
前回は十数年振りで、今回は2ヶ月。
天気は梅雨に入るようで雨の予報だが、行く先が温泉地になので何とかなるだろう。しかし、できれば日頃の運動不足解消のため、多少は歩き回りたいと考えている。
また、今回は「湯治宿」にも泊まって、その雰囲気を確かめて見たいと思っている。
 大体のコースは、福島から奥羽本線に入り、山形、新庄、新庄から陸羽東線に入り鳴子、そして仙台経由で帰る予定。最初の方は宿の予約を取っているが、それ以降は成り行きで泊まる場所を決めるつもり。 


1日目 6/12(火) 滑川温泉
 初日は山形にある滑川温泉、福島駅から奥羽本線のローカル列車に乗り換え、5駅目の峠駅下車(約30分)。駅からは宿の送迎を利用。
この奥羽本線、新幹線のつばさ号は1時間に1本程度走っているが、峠駅に停まる列車は、1本遅れると3時間待ちになることもあるので、時間に余裕を持って計画する必要がある。

 13:23峠駅着、何かとんでもない山の中の駅だが、やたらに多くの人が降りる。
駅には送迎用のバスが待っているが、滑川温泉福島屋へ行くのは自分1人。他の人は滑川温泉のさらに先にある姥湯温泉へ行くのだろう。
駅から20分ほどで宿へ到着。写真で見たとおりかなり古く、趣のある建物だ。今回は湯治プランも検討したが、値段差が2000円程である事と、1泊目であることから、旅館部の部屋を予約した。
案内された部屋は1号室、角部屋で風通しが良く明るい良い部屋だ。

 一息入れて、早速渓流沿いの露天風呂へ。
上手い具合に貸し切り状態、目の前が渓流になっており、川の音を聞きながら入る露天風呂は最高なのだが、熱い!。我慢すれば入れるのだが、熱すぎ。
写真右上が脱衣所、手前側が露天風呂への入り口になっている。つまり、湯船の側を通って行く必要がある。

 露天風呂へ行くには、フロントの前を通り、建物の裏庭に一旦出る。
裏庭には今年できた檜露天風呂と、渓流沿いの露天風呂へ続く道がある。暗いながらも電灯が点いているので夜間でも入浴可能。


露天風呂

露天風呂(動画)


脱衣所側から入口を見る

夕暮れの露天風呂

滑川福島屋では、露天風呂の女性専用時間が設定されています。
月・水・金曜日  火・木・土曜日  日曜日   (2007/06)
一部変更になっていますので、宿HPで確認してください。(2008/08)

福島駅発の列車


泊まった宿


旅館棟


角部屋の1号室


旅館の裏庭
露天風呂がある


裏庭(動画)


1日目 6/13(水) 滑川温泉
 本日の予定は、滑川温泉から20分(公称)ほどの所にある大滝の展望台へ行き、後は温泉三昧。

 朝風呂、朝食後大滝展望台へ向かう。
9時頃出発したのだが、自分が今日初めてのハイカーらしく、山道は蜘蛛の巣(糸)が漂っており、汗ふき用のタオルを振り回し進む。30分程かかりようやく展望台に到着。ここから40分ほど下ると大滝の滝壺まで行けるのだが、帰りの道のりを考え断念する。日頃の運動が重要とつくづく思う。


案内板

展望台からの景色


滑川温泉のお風呂


今年できた檜露天風呂

ひのき露天風呂


大浴場

別角度

 滑川温泉にお風呂が4つあり、男性が入れる物が3ヶ所、女性は4ヶ所である。
つまり3ヶ所は混浴で(女性専用タイムあり)、女性専用が1つあると言うこと。

大滝へ向かう吊り橋


石だらけの道


歩きやすい道


大滝


大滝(ズーム)


3日目 6/14(木) 肘折温泉 (温泉街)
 今日は、峠駅から米沢駅、山形駅乗り換えで山寺、山寺から山形駅経由新庄駅。
新庄駅からバスで肘折温泉へ移動。
本当は、米沢-山形間もローカル列車で移動したかったのだが、山寺へ行く時間が取れなくなるため新幹線を利用することになった。

 滑川温泉出発前、最後にもう一度大浴場に入っていた所、年配のお姉さんが入って来て、少し湯に浸り、あっと言う間に出て行った。その人の話しによると、昨日は姥湯に泊まり、滑川は入浴のみ、そして今日は白布温泉に泊まるとの事。このお姉さん、朝日旅行会の添乗員で、初日、峠駅で降りた団体さんと同じグループだった。
お姉さん曰く「温泉ばかり入って、肌がカサカサなのよね」との事。

 宿の送迎で峠駅へ、米沢までは部屋係だった人が、本日休日で買い物に行くとの事でご一緒させて頂きました。

 10:36山寺駅着、さすがに有名な場所、観光バスを何台も見かける。
立石寺の本堂は駅から10分ほど、そこから1000段の石段を登り奥の院へ向かう。
年配の人達も多く見かけるが、かなりきついことは確か。休みながら30分で奥の院到着。汗だくたったが風が心地よい、下りは20分程。
駅からの総所要時間は1時間30分~2時間。

 山形駅まで戻り、ローカル列車で新庄駅へ向かう。列車は2両編成のワンマン。そして、平日の13時過ぎにもかかわらず、中高生で満員、何故?
座れたのは、半分以上過ぎてから、中には新庄まで乗っている子もいる。

 JR新庄駅からバスに約1時間乗り、肘折温泉に到着。肘折温泉は、昔の湯治場の雰囲気を残した所で、なんとなく懐かしさを感じる。
泊まった宿は「つたや肘折ホテル」の湯治棟「つたや金兵衛」。かなり古い建物で、昔ながらのふすま仕切の部屋と、鍵付きの個室がある、自分は個室の方に泊まったが、それでも1泊2食(湯治食)で5000円以下。


湯治棟の部屋

布団は置いてある


湯治食(夕食)

湯治食(朝食)


夕暮れの風景

湯治棟の廊下


JR山寺駅


立石寺本堂


奥の院へ続く石段


立石寺奥の院


JR新庄駅


泊まった宿


温泉街の店


湯治棟温泉 動画


4日目 6/15(金) 肘折温泉
 肘折温泉の朝は早い。
5時半からは、名物の朝市が始まるので皆起き出す。6時になると、ポット交換のため宿の人が動き出し、7時には朝食開始。

 今日は、天気が悪いので肘折温泉と黄金温泉にある温泉施設へ行くことにした。

黄金温泉カルデラ館
黄金温泉へは、肘折温泉から徒歩20~30分。あいにくの小雨模様だったが、比較的平坦な道のりなので散歩には丁度良い。
ここの温泉は炭酸泉で、飲むことができる。施設は内湯(男女各1)と露天風呂(時間交代制)、食堂などがある。料金は350円だが、旅館でもらえる割引券があれば250円。


黄金温泉への道

カルデラ館


露天風呂 動画

蚊取り線香

肘折温泉いでゆ館
いでゆ館は肘折温泉のはずれにあり、徒歩10分程。
ここは内湯(男女各1)だけだが、湯船は2つありかなり大きい。
また、カルデラ館と同様に、旅館の割引券で250円で入ることができる。


いでゆ館全景

3階が入浴施設

朝市


浴衣で朝市


キノコもある


野菜・山菜が多い


名物の一つ 動画


旧肘折郵便局


5日目 6/16(土) 肘折温泉 (地蔵倉)
 今日も肘折の朝は早い。
昨日と違い快晴、爽やかな風も吹いている。今日は地蔵倉へ行き、後は温泉三昧。

 地蔵倉は、肘折温泉街から20分(公称)と言う事になっているが、実際には40~50分はかかる。また、道は整備されているが、雑草も多くかなり狭く急な上りもある。
それより案内板の近くに、「スズメバチに注意」の文字が...
少し躊躇していると、年配の夫婦連れが来たので、さりげなくご一緒させて頂きました。


狭い道が続く

かなり急な崖


遊歩道全景 動画

最後の石段


地蔵倉

お地蔵さん 動画


源泉公園
温泉街の外れに源泉公園がある。小さい公園だが、足湯、腰湯などがある。


肘折ダム 動画

温泉が飲める


足湯

源泉ドーム(腰湯)


温泉街の登り口


雑草が多い


少し開けた所に出た


国道経由で更に進む


途中の景色


【宿の予約】

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