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 2016/06/04 写真リンク先修正
参考リンク:生野銀山

生野銀山
 生野銀山は、兵庫県朝来市にある銀鉱山で、大同2年(807年)から採掘が始まった鉱山です。
その後、織田信長・豊臣秀吉の直轄時代を経て、慶長5年(1600年)徳川家康は、但馬金銀山奉行を配置、佐渡金山、石見(いわみ)銀山と並び天領として徳川幕府の財政を支えてきました。

 享保元年(1716年)には「生野代官所」が置かれ、やがて生野銀山は第八代将軍・吉宗の頃に最盛期を迎え、月産150貫(約562kg)の銀を産出しました。

 明治時代に入り、政府直営の鉱山となり宮内省管轄を経て、明治29年(1896年)には三菱合資会社に払い下げられ、以後、三菱の経営で国内有数の大鉱山として稼働してきましたが、昭和48年(1973年)に閉山しました。

 昭和49年(1974年)に観光施設として史跡・生野銀山が開業し、平成19年(2007年)には、銀が発見されてから1200年を迎え、「生野銀山開坑1200年事業」が盛大に執り行なわれました。

詳しくは、生野銀山Webサイトで。


生野銀山への道
まずは、JR姫路駅から播但線に乗り換え50分、寺前駅到着。

寺前駅からディーゼル列車に乗り換え20分。生野銀山の最寄り駅であるJR生野駅に到着。

JR生野駅。
生野銀山行のバスは、駅前のバス停から出発する。
ただし、本数が少ないので注意する事。

この時期乗降客は少ないが、駅には観光案内所が営業していた。

銀のインゴットはレプリカ。

生野はオオサンショウウオの生息地。
また、生野では「あんこう」と呼ぶらしい。

生野にも、ご当地キャラあった。

バスに乗り「生野銀山口」で下車。
バス停からは、雪道を400m程坂を上る。
雪の時期はお勧め出来ない…

坂道を10分ほど歩き、ようやく生野銀山に到着。
菊の紋がついた門に出迎えられる。

生野銀山1
ここから先が有料エリア。
門には「生野代官所」と書かれている。


生野銀山由来。
右は人員輸送用の1円電車。

土産物屋とレストランが入っている建物。
受付窓口もこの建物にある。

左の建物が資料館。

左が坑道入口、右が坑道出口。

現在、生野銀山は観光用として利用されている。

生野銀山2
坑内の様子、中は年間を通じて13度。


左は狸堀と呼ばれ、昔の坑道跡。非常に狭い。

昔は鉱夫のことを下財と呼んでいた。

右は掘り出した鉱石を運び出す巻揚機。

砕女は、鉱石を細かく砕き銀鉛鉱石を選り分ける。
負子は、鉱石を外に運び出す仕事。

幕府直轄の頃は、役人が常駐していた。

鉱山資料館・その他
鉱山資料館
生野銀山に関する資料が展示されている。

三菱神戸造船所製の発電機。

アリの巣の様な、昔の立体坑内図。

右は、三菱マークの変遷。

こちらはお土産屋がある建物。

左は「銀すくい」が出来る場所(有料)。
右は2Fにあるレストランで食べたハヤシライス。

銀鉱石と銀のインゴット。
30Kgあるので、時価162万円。



生野銀山と三菱
 現在の生野銀山を経営しているのは「(株)シルバー生野」で、三菱マテリアル(株)90%、朝来市10%の出資。
つまり、明治29年に三菱に払い下げられてから現在まで、三菱グループの経営する銀山。
また、産出鉱物は銀以外にも70種類におよんでいる。

生野銀山とハヤシライス (公式Webサイトから)
 生野の町が鉱山で賑わっていた頃、東京から赴任した鉱山職員の社宅には、モダンでハイカラなものがたくさんありました。食卓にのぼったハヤシライスも、そのひとつ。
鉱山社宅のキッチンで生まれた生野のハヤシライスは心あたたまるホームメイドのハイカラな味。

生野銀山への交通案内
最寄り駅
JR播但線、生野駅。
駅からはバスで10分、バス停から徒歩10分。
バスの本数が少ないので、事前に予定を組むことを推奨します

姫路駅から
JR播但線寺前駅で乗換て、生野駅下車。
所要時間は、1時間から1時間30分。

(参考)
姫路から寺前までが電化区間なので、寺前からはディーゼル列車へ乗換る。
特急はまかぜは、ディーゼル特急なので、大阪から直通で運行している。

大阪駅から
特急はまかぜで、所要110分(生野駅まで直通)。
または
新快速で姫路駅乗換、姫路までは約60分。

東京駅から
東海道・山陽新幹線で姫路駅下車、所要3時間~3時間30分。


詳しい交通案内は、生野銀山Webサイトで。
地図・乗換案内・バス時刻表も掲載されている。

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天空の城で有名な竹田城最寄り駅である竹田駅は、生野駅から普通列車で約20分。

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